15の石と5つの石組。黄金比と遠近法を取り入れた枯山水・龍安寺
龍安寺は室町時代に、足利将軍家の管領だった細川勝元が臨済宗妙心寺派の義天玄承禅師を開山として創建しました。 ◆庭園レポート 龍安寺といえば有名なのはなんといってもこの枯山水の石庭。作庭時期は不明、作庭者も不明ですが作庭の…
龍安寺は室町時代に、足利将軍家の管領だった細川勝元が臨済宗妙心寺派の義天玄承禅師を開山として創建しました。 ◆庭園レポート 龍安寺といえば有名なのはなんといってもこの枯山水の石庭。作庭時期は不明、作庭者も不明ですが作庭の…
名古屋城は言わずと知れた徳川家康が築城した名城です。 ◆庭園レポート 名古屋城の二の丸庭園の作庭には上田宗箇の関与があるらしいといわれています。江戸の後期に大きく改修され回遊式の庭園となりました。2018年に庭のほぼ全体…
旧三井家下鴨別邸は豪商・三井家の別邸として明治時代に建てられ、2011年に国の重要文化財に指定され、2016年から一般公開がはじまりました。望楼が特徴的な明治期の「主屋」と大正期に増築された「玄関棟」「茶室」の3棟から構…
大徳寺は臨済宗大徳寺派の大本山。鎌倉時代末期に開創。室町時代には応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚(一休さん)が復興しました。桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀をおこない、信長の菩提ぼだいを弔うために総見院を建立。それ…
山梨県にある恵林寺は臨済宗妙心寺派の寺院です。1330年に、二階堂出羽守貞藤にかいどうでわのかみさだふじが夢窓疎石を招き、自邸を禅院とし創建しました。甲斐の覇者、武田信玄が自ら菩提寺と定め、寺勢を高めました。武田信玄亡き…
京都の法輪寺は臨済宗妙心寺派の寺院。達磨寺としても有名で、境内のだるま堂には所狭しと様々なだるまさんが並べられています。ころんと丸い形のだるま人形が縁起物として人気ですが、法輪寺が「だるま寺」として有名になったのは第十代…
山梨県甲府市にある東光寺。平安時代に建立。その後荒廃し、密教寺院でしたが鎌倉時代に山梨に配流されていた渡来僧の蘭渓道隆らんけいどうりゅうが禅宗寺院として再興しました。 ◆庭園レポート 日本に禅を伝えた蘭渓道隆の作庭と推測…
春日大社奈良市春日野町にある神社。 奈良時代の768年に平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために称徳天皇の勅命により創建されたとても歴史のある、有名なお社です。 ◆庭園レポート 春日大社の貴賓館には二つのお庭があり毎年6…
仙巌園は鹿児島県・島津家19代当主であった島津光久によって造られ、それ以降も歴代の藩主が手を加えて改築が重ねられてきた日本を代表する大名庭園です。桜島を望む雄大な庭園に加え、殿様が暮らした御殿もありみどころが満載の豪華な…
兵庫県丹波市の石像寺。655年開基と伝わる名刹で、1648年に曹洞宗として再興されました。 ◆庭園レポート 石像寺には重森三玲が作庭した「四神相応の庭」があります。四神をテーマにした石組みと、四色の砂、区切りに四種類の敷…
報国寺は1334年(建武元年)天岸慧広の開山に創建された臨済宗建長寺派の寺院です。開基は足利家時(あの足利尊氏の祖父)です。室町幕府を立てた足利尊氏は関東を治めるのに息子、基氏を鎌倉公方に据えました。鎌倉では九十年にわた…
粉河寺の創建は大変古く、奈良時代末に紀伊国那賀郡に住む 猟師・大伴孔子古が夜ごと猪や 鹿を狙っていたがある晩、光輝く地を発見し、発心してその場所に柴の庵を建てた、というのが創建のはじまりだそう。宗派は粉河観音宗(こかわか…
円通院(えんつういん)は、臨済宗妙心寺派(りんざいしゅうみょうしんじは)の寺院です。日本三景のひとつ宮城県松島町にあります。 ◆庭園レポート 円通院には二つの庭園があります。石庭「天の庭」と「地の庭」。天の庭は須弥山を中…
源光庵は約670年前に臨済宗⼤徳寺2代・徹翁国師(てっとうこくし)によって開創され、1694年に⼤乗寺27代・卍⼭道⽩禅師(まんざんどうはくぜんし)が住持してからは曹洞宗の寺院となりました。 ◆庭園レポート 源光庵は「悟…
滋賀院門跡は1615年に天海(天海についてはこちら)が後陽成天皇より法勝寺を賜り、移築され後水尾上皇より滋賀院の号を賜ったお寺です。 ◆庭園レポート 滋賀院門跡はみどころがたくさん。まず寺院の外観の穴太積み(あのうづみ)…