15の石と5つの石組。黄金比と遠近法を取り入れた枯山水・龍安寺
龍安寺は室町時代に、足利将軍家の管領だった細川勝元が臨済宗妙心寺派の義天玄承禅師を開山として創建しました。 ◆庭園レポート 龍安寺といえば有名なのはなんといってもこの枯山水の石庭。作庭時期は不明、作庭者も不明ですが作庭の…
龍安寺は室町時代に、足利将軍家の管領だった細川勝元が臨済宗妙心寺派の義天玄承禅師を開山として創建しました。 ◆庭園レポート 龍安寺といえば有名なのはなんといってもこの枯山水の石庭。作庭時期は不明、作庭者も不明ですが作庭の…
大徳寺は臨済宗大徳寺派の大本山。鎌倉時代末期に開創。室町時代には応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚(一休さん)が復興しました。桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀をおこない、信長の菩提ぼだいを弔うために総見院を建立。それ…
山梨県にある恵林寺は臨済宗妙心寺派の寺院です。1330年に、二階堂出羽守貞藤にかいどうでわのかみさだふじが夢窓疎石を招き、自邸を禅院とし創建しました。甲斐の覇者、武田信玄が自ら菩提寺と定め、寺勢を高めました。武田信玄亡き…
京都の法輪寺は臨済宗妙心寺派の寺院。達磨寺としても有名で、境内のだるま堂には所狭しと様々なだるまさんが並べられています。ころんと丸い形のだるま人形が縁起物として人気ですが、法輪寺が「だるま寺」として有名になったのは第十代…
山梨県甲府市にある東光寺。平安時代に建立。その後荒廃し、密教寺院でしたが鎌倉時代に山梨に配流されていた渡来僧の蘭渓道隆らんけいどうりゅうが禅宗寺院として再興しました。 ◆庭園レポート 日本に禅を伝えた蘭渓道隆の作庭と推測…
兵庫県丹波市の石像寺。655年開基と伝わる名刹で、1648年に曹洞宗として再興されました。 ◆庭園レポート 石像寺には重森三玲が作庭した「四神相応の庭」があります。四神をテーマにした石組みと、四色の砂、区切りに四種類の敷…
報国寺は1334年(建武元年)天岸慧広の開山に創建された臨済宗建長寺派の寺院です。開基は足利家時(あの足利尊氏の祖父)です。室町幕府を立てた足利尊氏は関東を治めるのに息子、基氏を鎌倉公方に据えました。鎌倉では九十年にわた…
円通院(えんつういん)は、臨済宗妙心寺派(りんざいしゅうみょうしんじは)の寺院です。日本三景のひとつ宮城県松島町にあります。 ◆庭園レポート 円通院には二つの庭園があります。石庭「天の庭」と「地の庭」。天の庭は須弥山を中…
源光庵は約670年前に臨済宗⼤徳寺2代・徹翁国師(てっとうこくし)によって開創され、1694年に⼤乗寺27代・卍⼭道⽩禅師(まんざんどうはくぜんし)が住持してからは曹洞宗の寺院となりました。 ◆庭園レポート 源光庵は「悟…
妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山で、広大な敷地内には46にも及ぶ寺院や塔頭が建ち並んでいます。その塔頭のひとつ、東海庵には三つの庭園があります。 ◆庭園レポート 「無」を表した方丈庭園は手水鉢以外なにもなく、この上なく清浄…
南禅寺は、京都市左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の寺院。亀山上皇は1289年40歳の時に出家して法皇となりました。寺号は正しくは太平興国南禅禅寺といいます。 ◆庭園レポート 南禅院には夢窓疎石の作と伝わる池泉回遊庭園があ…
南禅寺は、京都市左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の寺院。亀山上皇は1289年40歳の時に出家して法皇となりました。寺号は正しくは太平興国南禅禅寺といいます。 ◆庭園レポート 10年ぶりくらいに南禅寺へ行きました。南禅寺は…
酬恩庵一休寺は鎌倉時代、臨済宗の高僧・大應国師が建てた禅寺です。アニメ「一休さん」でおなじみの一休宗純が居住していたので一休寺という通称で呼ばれています。 ◆庭園レポート 酬恩庵の方丈は前田家三代・前田利常の寄進によるも…
臨済宗・天龍寺派、等持院は1341年に足利尊氏が夢窓疎石を開山に迎えて衣笠山の南麓に創建されました。のちに尊氏・義詮将軍の時代に幕府の地にあった等持寺も移されて、足利将軍家の菩提寺となりました。応仁の乱などの戦火に見舞わ…
龍吟庵は臨済宗東福寺の塔頭。東福寺の第三世住持の大明国師の住居跡です。方丈は室町時代初期につくられたもので、応仁の乱以前の古制を残す日本最古の方丈建築。書院造と寝殿造の手法が融合した名建築だそうです。 ◆庭園レポート 龍…